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2018.3.3-4 上海→北京の夜行列車T110次列車に乗る(第2回)

前回はこちら 目が覚めたら天津に着く前の農村地帯を走っていました。まだ何も栽培していないようで茶色い大地と小さな家が広がる景色がずっと続いていました。そこから集合住宅が集まっているようなまちなかを少し通ったりするのを除けば景色はあまり変わらずじまいでした。 しばらくして、建物が密集する町並みが続いてしかも背丈が高くなってきたなと思ったら天津西駅着。ここで同じコンパートメントだった人は皆降りて私一人だけになりました。列車全体でもかなり多くの人が降りたようでした。 列車は天津西から北京までのラストスパートを駆け抜けます。ちょうど食堂車から朝食の車内販売がやってきたので、15元払って購入しました。車内の給湯器のお湯と上海で買った茶葉でお茶を入れて朝食を食べることとします。 肝心の朝食のお味ですが・・・。形容しがたい特徴のない味でしたね。うまくもないしまずくもない。ただ、たくさん食べるのはしんどいものがある。そういう感想をいだきました。 お茶を飲みながらゆっくりしつつ車窓を眺めていると車内が少し騒がしくなってきました。北京到着が近そうなので降りる支度を始めます。そして降りる支度が終わった頃にタイミングよく北京駅に列車は滑り込みました。定刻から20分位遅れての到着だったようです。 上海からは半日以上の長旅でしたが、非常に快適に過ごすことが出来ましたしずいぶんあっという間だったように感じました。車内販売の弁当がおいしくなかったくらいでしょうか、不満点は(苦笑)。あとは寝台にカーテンがないのは私は全く気になりませんでしたが、寝顔を見られるのが嫌な人とかは気になる点かもしれませんね。

2018.3.3-4 上海→北京の夜行列車T110次列車に乗る(第1回)

はじめに 今回の訪中の最大の目的が、夜行列車に乗ることでした。私が北海道に引っ越した頃には札幌駅からは急行はまなす(札幌〜青森)や北斗星(札幌〜上野)が発着していました。特にはまなすは本州に旅行に行くたびにお世話になっていました。(もっとも乗っていたのは自由席や指定席ばっかりでしたがね。)しかし、新幹線の開通とともに過去のものに。 しかし、中国では今でも数多くの夜行列車が走っているという情報を耳にするや、興味は湧くばかり。そして、今回ついに実際に乗ることが出来ました。 切符の買い方 中国の鉄道の切符を日本国内で買う方法は複数ありますが、一番簡単なのは Trip.com という旅行サイトを使うことでしょうか。 このサイトは中国系の旅行会社が運営するサイトですが、中国国内の列車の予約を検索からクレジットカード決済まで日本語でスムーズに行うことが出来ます。決済が終わったら後は現地の駅窓口で切符を受け取るだけ、と非常に便利なサービスです。日本とは大違いですわ。手数料こそいくらか取られますが、その負担を優に上回る便利で見やすいデザインのサイトですので中国に行かれる際はぜひご活用ください。 上海駅にて 地下鉄を乗り継いで上海火車駅にたどり着き、地下鉄の出口を出るとご覧のようなどでかい駅舎が目の前に見えます。この駅舎の中に自動券売機は大量にあるのですが、中国の居民身分証がないと切符は買えないようです。つまり、外国人は使えないのです。外国人が切符の購入・受取を行うことができる有人窓口は正面向かって右手の別の建物の1階にあります。よってまずはそこに向かいます。 窓口のあるフロアに入るとまず、中国ではお馴染みの保安検査がありますが相当に雑なので難なく通過。そのあと窓口に並びます。予想以上に空いていて、どの列にも2〜3人しか並んでいなかったためものの5分足らずで予約した切符を入手することが出来ました。なお、切符の受取には予約した時の予約番号とパスポートが必要です。それらを窓口の人に渡せば後は無言で作業は進行します。 切符を受け取った後はいよいよ駅の中に入ります。ここでもご多分にもれず保安検査ですが、まず切符とパスポートをチェックされますのでパスポートはお手元に。 保安検査を抜けてエスカレーターを上がると