東アジア最大級のハブ空港なだけに仁川には世界各国の航空会社が就航しています。しかも最新鋭機が多いぞ。ブリティッシュエアウェイズの787やルフトハンザのA350も駐機していました。エンジン2つで羽の下につりさげる、という似たような見た目をする飛行機が多くなってきたこの時代ですがボーイング787とA350は顔ですぐ区別がつきますね。
OZ365便(A321使用)
ICN 14:10 (GMT+9+) → PVG 15:10 (GMT+8)
上海までの飛行機は前日の新千歳→仁川便と同じA321型機です。隣のスポットでは札幌行きの飛行機が止まっていたので、本当にこの一角だけアシアナのA321が集結している状況でした。
ほぼ満席の乗客を乗せた飛行機はそんなに待たされることもなく仁川空港を北向きに離陸。そしてすぐに西向きに旋回したのちに航路を南に取りました。飛行機は今まで何度も乗ってきましたが離陸後すぐの旋回はやはり身構えてしまいます。羽田だといつものことなのにね。
シートベルトサインが消えるとお待ちかねの機内食の時間です。
昼下がりということもあって中にウインナーが入ったパンとキウイゼリーとヨーグルトという軽食でした。しかし、パンは実質2時間も飛行しない短距離路線かつ軽食にも関わらずあったかい状態で提供された点はなかなか好感が持てるところですね。味はごく普通でした。
飛行機は木浦付近まで朝鮮半島の西岸を沿う形で南下したのちに済州島の付近で針路を西に変えて浦東空港まで飛行しました。昼に浦東空港に降り立つのは初めてだったので景色を楽しみにしていたのですが・・・むちゃくちゃガスっていましたね。大気汚染か濃霧か定かではないですが、眼下の長江河口の茶色と似たような色であまりいい方向の想像はできなかったですね。
浦東空港に降り立ったのちはランプバスでターミナルに移動してイミグレを通過。待機列の付近に何台もディスプレイがあったのですがそこで流れている内容は「憲法はあなたにとって身近なものですよ」という上海市人民政府制作のもの。ちょうど国家主席の任期撤廃を含む憲法改正案が前時代に提出されることが報じられた直後なだけに、もう宣伝工作は始まっているんだなとも感じられる光景でした。
入国審通過後の荷物受け取りでのこと。ターンテーブルに荷物を送るベルトコンベアが止まったあとも自分の荷物が出てこず、さすがにロスバゲを疑いました。しかし、ほかにも10人くらい待っているようで。いくら雑に扱っていたとしてもこの数の荷物が上海についてないんだったら大問題だろと思っていたら、20分くらい後になってようやく荷物の送りこみが再開され自分の荷物も流れてきましたとさ。いやーひやひやした。