スキップしてメイン コンテンツに移動

2018.3.2 アシアナ航空 OZ365 ソウル/仁川→上海/浦東


 仁川空港から上海まで飛びます。出国審査と荷物検査はそこまで待たされることなく通過。その先にはこれでもか、というほど立ち並ぶ免税店。いやあ、想像以上でした。イミグレの外側の出発ロビーとかはお世辞にもそこまで店が多くなく、なんなら羽田の国際線ターミナルや第2ターミナルのほうが充実しているじゃないかとでも言いたくなるほどだったのに、いざ出国してみると「ショッピングモールかここは」と言いたくなるほどの店が立ち並んでいるわけです。いかに韓国に入国しないトランジット客にお金を落とさせるかを意識しているか、についてもちろん考えているんだろうなと感じました。


東アジア最大級のハブ空港なだけに仁川には世界各国の航空会社が就航しています。しかも最新鋭機が多いぞ。ブリティッシュエアウェイズの787やルフトハンザのA350も駐機していました。エンジン2つで羽の下につりさげる、という似たような見た目をする飛行機が多くなってきたこの時代ですがボーイング787とA350は顔ですぐ区別がつきますね。

OZ365便(A321使用)
ICN 14:10 (GMT+9+) → PVG 15:10 (GMT+8)

上海までの飛行機は前日の新千歳→仁川便と同じA321型機です。隣のスポットでは札幌行きの飛行機が止まっていたので、本当にこの一角だけアシアナのA321が集結している状況でした。

ほぼ満席の乗客を乗せた飛行機はそんなに待たされることもなく仁川空港を北向きに離陸。そしてすぐに西向きに旋回したのちに航路を南に取りました。飛行機は今まで何度も乗ってきましたが離陸後すぐの旋回はやはり身構えてしまいます。羽田だといつものことなのにね。

シートベルトサインが消えるとお待ちかねの機内食の時間です。
昼下がりということもあって中にウインナーが入ったパンとキウイゼリーとヨーグルトという軽食でした。しかし、パンは実質2時間も飛行しない短距離路線かつ軽食にも関わらずあったかい状態で提供された点はなかなか好感が持てるところですね。味はごく普通でした。

飛行機は木浦付近まで朝鮮半島の西岸を沿う形で南下したのちに済州島の付近で針路を西に変えて浦東空港まで飛行しました。昼に浦東空港に降り立つのは初めてだったので景色を楽しみにしていたのですが・・・むちゃくちゃガスっていましたね。大気汚染か濃霧か定かではないですが、眼下の長江河口の茶色と似たような色であまりいい方向の想像はできなかったですね。

浦東空港に降り立ったのちはランプバスでターミナルに移動してイミグレを通過。待機列の付近に何台もディスプレイがあったのですがそこで流れている内容は「憲法はあなたにとって身近なものですよ」という上海市人民政府制作のもの。ちょうど国家主席の任期撤廃を含む憲法改正案が前時代に提出されることが報じられた直後なだけに、もう宣伝工作は始まっているんだなとも感じられる光景でした。

入国審通過後の荷物受け取りでのこと。ターンテーブルに荷物を送るベルトコンベアが止まったあとも自分の荷物が出てこず、さすがにロスバゲを疑いました。しかし、ほかにも10人くらい待っているようで。いくら雑に扱っていたとしてもこの数の荷物が上海についてないんだったら大問題だろと思っていたら、20分くらい後になってようやく荷物の送りこみが再開され自分の荷物も流れてきましたとさ。いやーひやひやした。


このブログの人気の投稿

パンスタードリーム 大阪→釜山 2020.1.24【2020旧正月旅行記】

注:本旅行記は2020年1月のものであり、現時点の状況とは異なる場合が多いにあり得ます。その点ご留意ください。 ------------------------------------------------------------------------------------------ 船で国境を越えてみたいとは何度も思っていた。例えば、北海道の稚内から宗谷海峡を越えてサハリンのコルサコフに至る航路はかねてから私の旅情を掻き立てていた。日本の端っこからさらに先に行ける、というのである。日本地図にかすかに描かれるかどうかの地への興味、そしてそこへ至る航路への関心は想像力をたくましくさせるだけのものであった。しかし、乗りたい時に限って運航日と私の手帳に刻まれた予定が丸被りしたり、財布が旅費の支出に難色を示したりした。そんなこんやしているうちに、徐々に運航体制が縮小され、2019年にはついに1日たりとも運航されなかった。チャンスを逃してしまった悔しさはそう小さくないものである。 しかし、西日本に目を向ければ、「船で国境を越える」ということ自体は容易に達成可能である。福岡から釜山へは毎日多くの船が行き来している。また、対馬は昨今韓国人に人気の観光地としても知られるが、彼らが韓国から対馬を訪れる手段はもっぱら釜山からの船だという。対馬海峡においては日常的に船で二国間を行き来する旅客がいるのである。 その対馬海峡を越える国際航路の中で1つだけ大阪から釜山まで客扱いをする航路がある。これが今回乗船したパンスタードリームである。私ははるばる空路で札幌から大阪まで赴いて、船での国境越えという積年の夢をかなえるのであった。 阪神百貨店地下のスナックコーナーで腹ごしらえをしたのち、御堂筋線と中央線を乗り継ぎコスモスクエア駅へ。混雑する地下鉄車内でスーツケースはやはり肩身が狭い。そこから、人が少ないが道幅は広いという典型的な港の道を歩くこと15分ほど、コンテナを乗せたトラックが頻繁に行き来するふ頭にたどり着く。最後は通るのを一瞬ためらうようなコンテナ置き場わきの道を通ると、ふ頭の一角にポツンとある国際フェリーターミナルからパンスタードリームは出発する。少し早めにたどり着いたためだろうか、少し薄暗いターミナルの中に人はほとんどいない。警備の警察官がその存在感を少...

風景印①札幌駅パセオ郵便局

郵便局の風景印集めも気が向いたらやっているこの人間、少しずつここにのっけていくのもありだろう。(旅行記書き終わっていないけどな!) 札幌駅パセオ郵便局 記念すべき第1回は札幌駅高架下にあるパセオの端っこ、近くの持つ鍋屋のにおいがひたすら空腹を誘うときも多い 札幌駅パセオ郵便局 。駅直結なので来訪者にとっても行きやすい立地かと。 デザインは札幌中心部最大級の商業施設でもありJR北海道の貴重な収入源ともいわれる札幌駅南口直結のJRタワースクエアとJR北海道の特急列車。形式は何だこれ・・・?JR北海道の特急車両はどの車両も見た目が似ているのでデフォルメして単色刷りにすると区別をつけるのは楽じゃないですね。 ちなみに、この風景印右手にある高い建物がJRタワー。高さ173mと北海道で一番高い建物である。このJRタワーの最上階は タワー・スリーエイト という展望室になっています。 北海道で一番高い建物というだけあって、眺めは非常に良い。札幌中心部のみならず北海道ではままみられる碁盤目状の道路もはっきり見て取ることができます。 眼下には札幌駅に出入りする電車も拝めます(この写真には写っていないけど)。ちなみにこの写真上の線路右手に北海道新幹線の札幌駅ホームが設置されることになっています(JR北海道 「新幹線札幌駅について」 :PDF注意)。にしても、東横インはどの町の夜景を見ても死ぬほど目立ちますねえ・・・。 最後のほうは風景印そっちのけで展望室の紹介記事になってしまいましたが、気にしてはいけない。こんな感じで気が向いたら緩く風景印を紹介していきます。 おっと、最後に重要な情報を忘れていた。このタワー・スリーエイトは誕生日当日は無料で入れますので自分の誕生日を祝いたい方はぜひ。

2018.11.16(金) 旧苗穂駅最終日

 3年近くも前の話をいまさらまとめるとは・・・ 遅筆にも程がある。 2018年11月にアリオ札幌の裏手に移転した苗穂駅。移転前は今の駅舎から少し東に行ったところ、国道12号線が豊平川を渡る東橋の延長線上に古い駅舎が構える駅であった。そんな旧駅の最終日の記憶。 駅前の道は道庁赤れんが庁舎前から東は向って続く北3条通り。車両がひっきりなしに行きかう。 旧苗穂駅の出口はここ1つ。それゆえに線路の反対側にあるアリオ札幌や苗穂工場方面に向かうには新駅付近にある古びた歩道橋を渡るかさらに遠くの車道を通るほかなかった。苗穂駅の北側に住んでいる人にとっては駅舎移転は非常に大きなイベントであっただろう。 かつてはひさしにKitacaの広告とかも張られていたが、広告の撤去作業は一足先に進めていたようで、最終日の時点でほとんど剝がされていた。終焉が近づいていることを否応なく突き付けられる光景であった。 こ線橋の中と外。雪こそまだ積もっていなかったが、すでに肌寒い季節だったからかこ線橋の中で列車を待つ人が多くいた。なお、この景色は今の苗穂駅でも大して変わっていない。秋が来たと思ったらすぐに冬の足音が聞こえる街、札幌の日常の風景である。 旧駅は札幌発着の特急列車がよくやってくる引き上げ線を挟む形でホームが配置されていた。なお、この引き上げ線は今でも使われている。 3年も前の記憶を何とか写真を頼りに思い起こしてみました。もっと早くにまとめるべきだったな・・・。