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上海のバスに乗る(2018.3.3)

 上海観光の途中でバスに乗る機会があったのでその記録をまとめていきます。

乗車したのは、新世界の付近から豫園の付近まで。百度地図でルートを検索したらバス利用を推奨されたので乗ってみることにしました。ちなみに、百度地図のルート検索は結構有能で市街地を行動するときは何度も助けられました。基本的に中国語でしか検索できないのが難点ですが・・・。(固有名詞などは一部アルファベットでも検索してくれる場合があるんですけどね。)
 バス停はこんな感じ。日本とそんなに変わりませんね。但し、時刻表は御堂筋線みたいに「○分おき」としか書いていないので要注意。あと、写真に写っている架線らしきものは電気駆動のバス専用の充電装置のようで、停車中にこの架線にパンタグラフを伸ばして充電しているバスの姿も見かけました。(写真は撮れなかったのですが。)

バスは前乗り前後降りです。均一運賃ですので乗車時に運賃(2元)を支払います。もちろん上海交通カードも利用することが出来ます。

さて、バスの車内ですが日本より少し幅が広くて薄暗い以外はあまり雰囲気は変わりませんでした。椅子は外国によくあるプラスチック製の硬い椅子で座り心地はいいとは思えないものでした。

乗り心地はと言いますと、急発進急ブレーキの連続で立っていると相当な恐怖を覚えるくらいでした。柱かつり革にしがみつくくらいがちょうどいいです。じゃないと怪我してもおかしくないです。(一度急ブレーキでふっとばされかけて車内の年寄りに心配されたよ・・・) まあバスが急ブレーキ急発進の連続なのは都バスではよくある日本でもたまにある話ですが、それ以上におったまげたのが車間距離の短さ。人1人通れないくらいまで間を詰めてきたのです。バスにボンネットがない分、本当に目と鼻の先に前の車両がいるくらいまで間を平気で詰めてきました。後ろから見ててもいつか追突するんじゃないかと心配で仕方ありませんでした。でも車内の反応や外から見た感じだといつものことなんでしょうね、とも思いました。
 バスを降りてからはスクーターが無秩序に行き交う道を抜けて豫園商城へ。まだまだ春節の雰囲気が残っていましたが、混雑も春節のそれだったようです。上海で一番体力を消耗したくらいには混雑に揉まれましたとさ。

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