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2018.11.16(金) 旧苗穂駅最終日

 3年近くも前の話をいまさらまとめるとは・・・ 遅筆にも程がある。 2018年11月にアリオ札幌の裏手に移転した苗穂駅。移転前は今の駅舎から少し東に行ったところ、国道12号線が豊平川を渡る東橋の延長線上に古い駅舎が構える駅であった。そんな旧駅の最終日の記憶。 駅前の道は道庁赤れんが庁舎前から東は向って続く北3条通り。車両がひっきりなしに行きかう。 旧苗穂駅の出口はここ1つ。それゆえに線路の反対側にあるアリオ札幌や苗穂工場方面に向かうには新駅付近にある古びた歩道橋を渡るかさらに遠くの車道を通るほかなかった。苗穂駅の北側に住んでいる人にとっては駅舎移転は非常に大きなイベントであっただろう。 かつてはひさしにKitacaの広告とかも張られていたが、広告の撤去作業は一足先に進めていたようで、最終日の時点でほとんど剝がされていた。終焉が近づいていることを否応なく突き付けられる光景であった。 こ線橋の中と外。雪こそまだ積もっていなかったが、すでに肌寒い季節だったからかこ線橋の中で列車を待つ人が多くいた。なお、この景色は今の苗穂駅でも大して変わっていない。秋が来たと思ったらすぐに冬の足音が聞こえる街、札幌の日常の風景である。 旧駅は札幌発着の特急列車がよくやってくる引き上げ線を挟む形でホームが配置されていた。なお、この引き上げ線は今でも使われている。 3年も前の記憶を何とか写真を頼りに思い起こしてみました。もっと早くにまとめるべきだったな・・・。
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風景印①札幌駅パセオ郵便局

郵便局の風景印集めも気が向いたらやっているこの人間、少しずつここにのっけていくのもありだろう。(旅行記書き終わっていないけどな!) 札幌駅パセオ郵便局 記念すべき第1回は札幌駅高架下にあるパセオの端っこ、近くの持つ鍋屋のにおいがひたすら空腹を誘うときも多い 札幌駅パセオ郵便局 。駅直結なので来訪者にとっても行きやすい立地かと。 デザインは札幌中心部最大級の商業施設でもありJR北海道の貴重な収入源ともいわれる札幌駅南口直結のJRタワースクエアとJR北海道の特急列車。形式は何だこれ・・・?JR北海道の特急車両はどの車両も見た目が似ているのでデフォルメして単色刷りにすると区別をつけるのは楽じゃないですね。 ちなみに、この風景印右手にある高い建物がJRタワー。高さ173mと北海道で一番高い建物である。このJRタワーの最上階は タワー・スリーエイト という展望室になっています。 北海道で一番高い建物というだけあって、眺めは非常に良い。札幌中心部のみならず北海道ではままみられる碁盤目状の道路もはっきり見て取ることができます。 眼下には札幌駅に出入りする電車も拝めます(この写真には写っていないけど)。ちなみにこの写真上の線路右手に北海道新幹線の札幌駅ホームが設置されることになっています(JR北海道 「新幹線札幌駅について」 :PDF注意)。にしても、東横インはどの町の夜景を見ても死ぬほど目立ちますねえ・・・。 最後のほうは風景印そっちのけで展望室の紹介記事になってしまいましたが、気にしてはいけない。こんな感じで気が向いたら緩く風景印を紹介していきます。 おっと、最後に重要な情報を忘れていた。このタワー・スリーエイトは誕生日当日は無料で入れますので自分の誕生日を祝いたい方はぜひ。

パンスタードリーム 大阪→釜山 2020.1.24【2020旧正月旅行記】

注:本旅行記は2020年1月のものであり、現時点の状況とは異なる場合が多いにあり得ます。その点ご留意ください。 ------------------------------------------------------------------------------------------ 船で国境を越えてみたいとは何度も思っていた。例えば、北海道の稚内から宗谷海峡を越えてサハリンのコルサコフに至る航路はかねてから私の旅情を掻き立てていた。日本の端っこからさらに先に行ける、というのである。日本地図にかすかに描かれるかどうかの地への興味、そしてそこへ至る航路への関心は想像力をたくましくさせるだけのものであった。しかし、乗りたい時に限って運航日と私の手帳に刻まれた予定が丸被りしたり、財布が旅費の支出に難色を示したりした。そんなこんやしているうちに、徐々に運航体制が縮小され、2019年にはついに1日たりとも運航されなかった。チャンスを逃してしまった悔しさはそう小さくないものである。 しかし、西日本に目を向ければ、「船で国境を越える」ということ自体は容易に達成可能である。福岡から釜山へは毎日多くの船が行き来している。また、対馬は昨今韓国人に人気の観光地としても知られるが、彼らが韓国から対馬を訪れる手段はもっぱら釜山からの船だという。対馬海峡においては日常的に船で二国間を行き来する旅客がいるのである。 その対馬海峡を越える国際航路の中で1つだけ大阪から釜山まで客扱いをする航路がある。これが今回乗船したパンスタードリームである。私ははるばる空路で札幌から大阪まで赴いて、船での国境越えという積年の夢をかなえるのであった。 阪神百貨店地下のスナックコーナーで腹ごしらえをしたのち、御堂筋線と中央線を乗り継ぎコスモスクエア駅へ。混雑する地下鉄車内でスーツケースはやはり肩身が狭い。そこから、人が少ないが道幅は広いという典型的な港の道を歩くこと15分ほど、コンテナを乗せたトラックが頻繁に行き来するふ頭にたどり着く。最後は通るのを一瞬ためらうようなコンテナ置き場わきの道を通ると、ふ頭の一角にポツンとある国際フェリーターミナルからパンスタードリームは出発する。少し早めにたどり着いたためだろうか、少し薄暗いターミナルの中に人はほとんどいない。警備の警察官がその存在感を少

列車を乗り継いで札幌~大宮(2019年6月10日)

所用があって札幌から埼玉県に行くことになったつい先日。普通は羽田空港か成田空港まで空路を使いたいところですが、私が移動する日は札幌で複数のイベントが重なったために航空便に 空席がほぼなかったのです...。だが日程は変えられぬ、 ということで特急と新幹線を乗り継いで移動しました。それでは。 第1走者 スーパー北斗10号函館行き 札幌10:44→新函館北斗14:12 近くの北大とかから流れてきたであろうエルムの綿毛が漂う札 幌駅。 そこを11時前に出発するスーパー北斗にまず乗り込みます。 指定席に座って、「椅子は思ったより大きく座り心地がいいな」 とか「JR北海道の車内誌の裏表紙広告がJALか。 共存共栄だなー」 とかいう感想を抱きながら早々にくつろいでたら轟音とともに札幌 駅を発車。ここから南千歳までの区間は頻繁に通ってきましたが、 優等列車で通り抜けるのは数年前に急行はまなすのB寝台に乗った 時以来。月並みな言葉ですが、 普段から見る景色も乗っている列車が変わるだけで違った感情で見 えますね。 それこそ上野幌と北広島の間の森林を抜けるあたりなんて、 いよいよ札幌を離れた感覚を味わいましたよ。 普段はまだ見知った場所にいるという感覚なのにね。 札幌から35分ほどで南千歳に着くとまとまった数の人が乗ってき ます。雰囲気的に新千歳空港に降り立った人達でしょう。 もちろん多国籍な顔ぶれ。 北海道に外国人観光客がこぞって訪れるようになって何年も経ちま すし、 個人で手配して道内を観光する層も増えてきているのでしょうか。 南千歳から先はおひさしぶりと挨拶しなければいけない区間。 急行はまなすがあった頃はよく通った路線ですが、 当然のごとく真っ暗闇な景色しかそこにはありませんでしたし、 まず私に見えていたのは夢の中の世界です。 昼の姿を拝見するのは殆ど初めてかもしれません。 苫小牧を過ぎると雲を被った樽前山が車窓のお供です。 樽前山の向こうの支笏湖に行こう行こう思ってまだ行けてないな。 さらに進んで、 東室蘭から先は山と海の距離がさらに狭くなったような車窓になり ます。トンネルをくぐることも多くなりますし、 反対側を振り向けば噴火湾がずっと寄り添っています。 こっち側に座ってれば白鳥大橋も見えたのかな? 最近は

年号換算ツール更新(2019.9.11)

明治以降の元号表記の年号と西暦を変換できる 年号換算ページ をver.2.00に更新しましたしました。 今回の更新点は 英語表記の追加 phpスクリプトの簡素化 です。なんだかんだ銀行などの手続き書類に元号表記が残る中で日本語以外の需要も若干はあろうかということで、今回英語対応を試してみました。 次回更新ではひらがなるびをつける予定です。(なぜかエラーを吐くので今回は先送り)

北斗星の思い出(2014年)

2014年に1度だけ札幌から大宮まで乗った北斗星。今まで夜行列車と言ってもほとんどムーンライト〇〇だった私にしてみれば、横になって移動できる上に観光列車でもあった北斗星など憧れの存在でしたわけで、まさか乗れる機会が来るなど思っていませんでした。 札幌駅入線時もカメラを構える人が大勢いた記憶。もちろん私もその一人でした。 この日の宿はB寝台ソロ。立ち上がれないくらいの高さしかない個室でしたが、そんな狭い個室の中から眺める車窓も今となってはいい思い出です。 17時過ぎに札幌駅を出た北斗星は千歳線や室蘭本線を経由して徐々に南下していきます。そういえばこの時には新札幌を通過する唯一の定期特急でしたね。(臨時特急だとカシオペアとかトワイライトエクスプレスとかいたけど) 函館では青函トンネルをくぐるために機関車の付け替えが行われました。夜の雪景色の中でも目立つ赤色のED79が迎えに来るかのようにやってきて、そして職員さんの素早く性格なしゴロぶりで連結されていきました。その様子を観察すべく、寒い中でも見物する乗客はちらほら。 函館を過ぎたあたりから食堂車のメニューのお値段がお手頃になった(多分)ので、軽く晩ごはんを食べました。今となっては何を食べたかよく覚えていないのが残念ですが、これが人生最初で最後の日本国内の列車の食堂車でご飯を食べた記憶になるのかな。 青函トンネルをくぐっている間に寝て起きたら郡山。本州に上陸しているどころか南東北まで来てしまっていましたが、その距離と時間を感じることがなかったくらいには気兼ねなく夢の世界に顔を出していまいた。 大宮に着く頃にはもう朝のラッシュも一段落している時間でした。後ろに近い車両に乗っていたので、降りた後は最後尾の電源車がどんどん小さくなるのを見守っていました。 札幌を出発する時間くらいのエアポートに乗って新千歳空港から飛行機に乗れば日付が変わる前には大宮にはつけているはず。しかし、寝ながらかつ乗ること自体を楽しみながらゆっくり移動することの面白さは飛行機とはまた違った味があるな、という印象でした。四季島とかななつ星とかもお金があれば乗ってみたいですね・・・。

2018.12.29 羽田空港第二ターミナル 展望デッキにて

年末の羽田空港に降り立った後、ふらっと第2ターミナルの展望デッキへ。 頻繁に発着する飛行機を眺めることができてまず飽きないので、昔は羽田に行くたびに足を運んで運んでいた気もします。しかし、ここ数年はそもそも4階より上に行くことさえ無くなってしまっていました。 このように、東京港やスカイツリーをバックに飛行機が行きかう様子を眺めることができます。とにかく、楽しい。 ちなみに、羽田空港第2ターミナルでは国際線施設も建設中。開業から10年以上たつ第2ターミナルは今でも拡張を続けていて、新宿駅や横浜駅に負けずとも劣らない工事の終わらない施設になっている気がしますね。それにしても、国際線施設ができれば国内線と国際線の乗り継ぎはある程度楽になるんでしょうかね?