1月18日ごろに航空各社から相次いで発表された2018年夏の航空ダイヤ(3月25日から順次適用)。このブログでは、(管理人個人に一番影響がある)道内発着の航空路線について順次個人的な注目点をまとめていきます。まずはANAとAIRDO,IBEXエアラインズです。 新千歳〜松山線開設(IBEX・ANA) 一番大きな変化は間違いなくこれでしょう。IBEXエアラインズがANAとの共同運航で3月25日から毎日1往復新千歳〜松山線に就航します。( IBEXエアラインズのニュースリリース ) この路線の開設により通年運航する唯一の北海道と四国を結ぶ直行便路線が始まります。*季節運航では新千歳〜徳島線(JAL)があります。 報道 によれば、この路線はANAが2011年に運休して以来6年半ぶりの再開とのことで、70人乗りのCRJなら採算は取れるという判断からの就航でしょう。 新千歳〜仙台線の ANA便名 運航は3社体制に 現在、ANA便名の新千歳〜仙台線はANA3往復AIRDO4往復の計7往復です。しかし、3月25日以降は便数こそ変わらずも運航会社の組み合わせは以下のように変わります。 ANA 4往復(+1往復) AIRDO 2往復(−2往復) IBEX 1往復(再開) 合計 7往復(0) まず、AIRDOの減便について。 道新 によれば「運行ダイヤに余裕をもたせるため」とのことです。実際にAIRDOはB737型機のパイロット不足で昨年11月と2月に新千歳〜羽田線が一部欠航しています。しかも稼ぎ時であろう雪まつり開催期間中にも欠航便が出ており、かなり厳しい人員ぐりを強いられていることが伺えます。また 機材計画 においてもB767の一部機材の退役延期とB737の計画について「改めて決定」という文言が見られ、早期のパイロット不足解消は難しいとAIRDO経営陣が認識しているとみられます。そのため今回の減便に関しては人員ぐりの問題が原因の1つであるというのは言えるでしょう。 一方で、仙台空港を拠点の1つにしているIBEXエアラインズは上記の事情によるANA便名の本数維持(ANA側が減便するつもりがないのは自社便増便からも明らか)と新千歳〜松山線の開設もあいまってこの度の路線再開に至ったものとみられます。実際に、機材運用は仙台→新千歳→松山、ある...